医療鑑定研究会 中嶋浩二2022年10月13日4 分認知症Alzheimer型認知症の診断にアミロイドPET検査は有用か(2022.10.13) 代表医師の中嶋です。 今回は【Alzheimer 型認知症の診断にアミロイドPET検査は有用か】というテーマを解説したいと思います。 ■アミロイド PET検査における、陽性判定の種別ごとの割合について アミロイド PET 検査は、...
医療鑑定研究会 中嶋浩二2022年2月3日3 分ガイドラインTIAの新しい定義「tissue-based definition」とは?(2022.2.3) 代表医師の中嶋です。 今回は、脳卒中の重要な病態であるTIAについて解説します。 TIAは、一過性脳虚血発作(transient ischemic attack)のことです。 TIAの定義は、時代とともに変化してきました。...
医療鑑定研究会 中嶋浩二2021年2月15日3 分画像検査臨床医の頭部CT読影手順とは脳神経外科医が日常的に行っている「頭部CTの読影」について紹介します。 頭部CTの読影では,当たり前ですが,異常所見を見落とさないようにします。 特に,致命的,あるいは,永続的な神経後遺症の原因となるものは,細心の注意を払います。見落としを避けるために,以下の点を確認していきます
医療鑑定研究会 中嶋浩二2020年8月17日4 分画像検査脳外傷による高次脳機能障害の裁判例を脳外科専門医の視点で考察する(3)~画像所見の考え方~(2020.8.17) 代表医師の中嶋です。 今回は,高次脳機能障害の後遺障害等級認定で争点となりやすい,「画像所見」について解説します。 最近の裁判例でも,頭部CT,MRIで脳損傷を確認できなければ,ほぼ全例で高次脳機能障害を否定されています。...
医療鑑定研究会 中嶋浩二2020年2月8日3 分脳梗塞脳血栓回収療法 ~治療開始までの時間短縮に向けて~(2020.2.8) 代表医師の中嶋です。 今回は脳梗塞急性期における,脳血栓回収療法までの時間短縮に関する最新の論文を紹介します。 佐藤文哉,高橋賢吉,久我純弘ら:脳血栓回収療法における患者来院から手術開始までの時間短縮の取り組み.脳卒中 2020; 42: 1-7....
医療鑑定研究会 中嶋浩二2019年10月12日3 分頭部外傷軽症の頭部外傷におけるCT施行基準について 「コツンとぶつけただけでもCT?」(2019.10.12) 代表医師の中嶋です。 今回は,日本脳神経外科コングレスの機関紙「脳神経外科ジャーナル」の最新号(28巻10号)に掲載された論文をご紹介します。 テーマは「軽症頭部外傷におけるCT施行基準」です。...
医療鑑定研究会 中嶋浩二2017年12月4日3 分画像検査原因不明の脳梗塞について統計上,脳梗塞の20~25%は原因不明の脳梗塞(潜因性脳卒中)に分類されています。その多くは塞栓性脳梗塞と考えられ,塞栓源不明の脳塞栓症として,embolic stroke of undetermined source (ESUS)...
医療鑑定研究会 中嶋浩二2017年10月30日3 分画像検査MRI造影剤(ガドリニウム造影剤)の脳内残留について中枢神経疾患の診断において,造影MRI検査は非常に有用です。MRI造影剤のほとんどがガドリニウムを使用しています。ガドリニウム造影剤は1988年から臨床応用が始まり,すでに30年近く経ちました。2016年,腎機能低下患者にガドリニウム造影剤を投与することで,腎性全身性線維症...