(2021.7.15)
代表医師の中嶋です。
今回は,新たに改訂された脳神経外科医のバイブル『脳神経外科学』(金芳堂)をご紹介します。
この教科書は,1975年に初版が上梓され,その後,医学の進歩とともに改訂を重ね,2016年には改訂12版が出版されました。臨床に携わる脳神経外科医は,改訂のたびに本書を買い直していると思います。私が改訂12版を購入したとき,まず驚いたのは,それまでの2分冊から,3分冊へと増えていたことです。総ページ数は2,870ページとなり,もはや片手で持つことも容易ではない重量となっていました。
2016年は,私が医療事件の協力医活動を本格的にスタートした年でした。それから5年,改訂12版をフル活用し,多くの事件で解決に貢献することができました。
そして,2021年3月,満を持して改訂13版が発売されました。そろそろ改訂の時期だと思っていた私は,発売を楽しみにしつつ,その一方では,さらにボリュームが増え,いよいよ片手で持てなくなることも覚悟していました。
しかし,書店で新発売の改訂13版と対面してみると,なんと2分冊に戻っていました。総ページ数も100ページ減って,2,770ページです。
序文には,「・・・膨大となり過ぎたページ数の可能な範囲での削減を図り,周知の事柄や歴史,西暦2000年以前の文献などは最小限としていただき・・・」とありました。第一線で活躍されている執筆者にとって,新たな知見を盛り込んでボリュームを増やすことは,それほど難しくないと思います。むしろ,編集の方針にしたがい,ボリュームを減らす作業のほうがはるかに大変であったことと思います。
新しい改訂13版の表紙は,全面,赤一色で,本棚でもひときわ目立ちます。少し調べたいことがあったので,手に取って開いただけなのに,気づいたら,夢中になって読み進めてしまうことが何度もありました。脳神経外科学の魅力を存分に味わうことのできる素晴らしい教科書です。医療事件を扱う弁護士の皆さまも,事務所に一冊あれば,何かと役に立つはずです。
(※ なお,私と出版社とは一切関係がありません。念のため。)
(ちょっと一息)
今年の2月に人間ドックを受け,その結果に満足できなかった私は,Testosterone氏の著書「筋トレビジネスエリートがやっている最強の食べ方」を読み,高タンパク食と筋トレの重要性に深く共感し,以後,ホエイプロテイン,ノンオイルのツナ缶,そして,鶏むね肉のサラダチキンスティックをメインとした食事に切り替え,毎日,アプリに摂取したP(タンパク質),F(脂質),C(炭水化物)を入力し,加えて,早朝からの猛烈な筋トレを自分に課して,早4か月。体重は11kg減り,体脂肪率も10%台となりました。そして,愛用の体重計には「体年齢 33歳」との表示が! やればできる,と自信を深め,今日も高タンパクと筋トレに励んでいます。
最後までお読みくださり,ありがとうございました。
Kommentit